アレルギー・通院

2歳半までテープオムツ愛用【消化管アレルギー】慢性の下痢・血便も?!

2歳半までテープオムツだったわけ

産まれてから2歳半を過ぎるまでテープタイプのオムツを愛用していた娘。

それは、産まれて以来100%下痢だったから。パンツタイプではオムツ替えが出来なかったのです…!

本当に通常の健康的な固さの便を出したことがなく、小児科にかかり定期的に整腸剤をもらう日々。ところが2歳半の頃とても酷い腹痛・滝のような下痢・夜中も寝られない状態に悪化。

検査を重ね、娘は乳製品による遅延型のアレルギーである、消化管アレルギーと判明したのです。

【難病】遅延型である消化管アレルギーとは?

娘が1歳になる前の血液検査で発覚した食物アレルギー。

それは食後、間もなく~2時間以内に発症する、じんま疹や咳、呼吸器・消化器などに症状が起きる、IgE依存性アレルギー即時型の食物アレルギーです。

ですが、なんと娘は非IgE依存性アレルギーである遅延型の消化管アレルギーでもあったのです。

正式名は新生児乳児消化管アレルギー
 (新生児乳児食物蛋白誘発胃腸炎)

厚生労働省の難病指定を受けている

年間2000人以上が発症

 

主な原因と症状

消化管アレルギーについて簡単にまとめてみます。

原因となる食物は?

約95%と圧倒的に乳製品です。
原因となる食物として多い順は下記のようになります。

  1. 牛乳・乳製品 95%
  2. 母乳 20%
  3. 米・大豆 10%
  4. 卵 数%
  5. その他(小麦・魚・肉など) 1%以下
    ※母乳で症状が出るのは、母乳自体にアレルギー反応している場合と、母乳中の乳製品の成分(母が食べた乳製品による)に対するアレルギー反応の場合がある

多くのケースが生後1か月以内に牛乳・乳製品、母乳が原因で発症しますが、少数のケースで離乳食開始後に米・大豆、その他の食品で発症することがあります。

 

どんな症状がでるの?

消化管に炎症が起こることにより、

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 血便
  • 体重増加不良

※消化管のどの部分に炎症が起こっているかにより、どの症状が出るかが違ってくる

  • 早期に診断され原因となる食物を除去できれば、消化管の炎症は消える
  • 除去する食品の栄養の代替えとなる食品を摂取する必要がある
  • 基本的に非IgE依存性であるが、IgEが検出されることもある
  • 2歳くらいまでに90%が症状寛解する
  • 即時型アレルギーのアナフィラキシーのような重篤な症状のリスクは低い
  • 兄弟間で症状が続発することは少ない
  • 妊娠中の母の乳製品摂取量にかかわらず発症しているので、妊娠中に除去は必要ない

早くに診断され原因食物の除去をしつつ、順調に離乳食が進み離乳、幼児食へと移行し、消化管も強くなっていくタイミングであるということで、2歳くらいで90%が寛解するのだろうと思います。ですが、娘の場合は診断されたのが2歳半のころです。

はな
はな
今思えば消化管アレルギーであろう症状は産まれてからずっと続いてたな…




消化管アレルギーと即時型食物アレルギーの併発?

乳製品アレルギー

例えば、娘のように乳製品による消化管アレルギーがあったとして、もし牛乳を摂取しても、消化管アレルギーの症状のみで、基本的には即時型食物アレルギーによって起こる症状(蕁麻疹・呼吸器症状など)が見らないことが多いようです。

同じアレルギーとは言っても、消化管アレルギーと、即時型の食物アレルギーが起こるメカニズムは違います。

ですが、はじめに消化管アレルギーと診断され、後に即時型アレルギーの症状を出すようになることもあるのです。

はな
はな
娘の場合、早期に消化管アレルギーを疑うことができず、先に即時型食物アレルギーが判明しました 

残念ながら娘は、乳製品により消化管アレルギーの症状を起こす上に、牛乳・カゼインのIgE抗体の数値も桁外れに高い(乳製品により重い食物アレルギー症状を起こす可能性が高い)のです。

娘の、牛乳・カゼインのIgE抗体数値は、下の記事で公開している通り、振り切れておりクラス6の為、完全除去中です。

IgE抗体・食物アレルギーのクラス分け・娘の検査報告書を公開!
IgE抗体・食物アレルギーのクラス分け・娘の検査報告書を公開! 約4ヵ月に一度、血液検査を受けている娘。 各アレルゲンの項目に加え、栄養状態なども検査するため試験管に4~5本の採血が必要です...

ここで、疑問に思った方がいらっしゃるかもしれませんが、、

乳製品完全除去中の娘が、
なぜ乳製品による消化管アレルギー症状をおこしたのか?



それは母乳です!

 

母である私が乳製品をたっぷり摂取し、それが母乳を介して娘へ。

はな
はな
当時、よく乳製品を口にしていました。

  • クリーム系デザート
  • ヨーグルト
  • チーズ  などなど…

牛乳は苦手で全く飲みませんが、和食より洋食が多く乳製品の摂取量は多めでした。

そんな私が乳製品完全除去が必要になり、娘の為なので当然100%ポジティブな気持ちで挑みましたが、いきなり必要が迫って始めた添加物レベルでの乳製品完全除去は、精神的にも物理的にもなかなか困難。ですが徹底して除去しました!泣

 

消化管アレルギー判明までの道のり

産まれて間もないころの、下痢や嘔吐、体重増加不良によって早い段階から判明し、治療を開始すれば2歳までには多くが症状が治まるのが一般的な消化管アレルギー。

一方、圧倒的に判明が遅かった娘の消化管アレルギー判明までをまとめます。

新生児期~5ヵ月ころ・慢性の下痢と授乳後の嘔吐

赤ちゃん
  • 授乳した後に嘔吐
    (約9割の確率ほとんど毎回!)
  • 便は100%下痢
  • たまに粘液にうすく混ざる血便

小児科では、赤ちゃんの吐き戻しについてはよくあることであり特に消化管アレルギーを疑われることなく、下痢や血便で整腸剤をもらいました。

嘔吐は結構な量のため、スタイだけでなく常にガーゼを首元に挟んで寝かせていました。それで上手くキャッチできれば洗濯が少しラクになるので…ですが、ラクになると言っても授乳の度に90%嘔吐なので大変です。

嘔吐をする状況
  1. 授乳後しばらくしてゲップをさせる
  2. 寝かせる
  3. 5~10分から30分で息苦しい感じでゲホゲホ・ゼーゼー(泣く・そっくり返ることもあり)
  4. 勢いよく吐く(液状・粘状など状態は様々)
  5. 起きてしまいまた飲みたがるの繰り返しで寝ない

ゲップ後20分~30分の間、横に寝かせずに、胃が縦になるよう抱いていても、大量に勢いよく吐きました(気づいたら口からダラーと静かに吐き戻しているようなこともあり)

毎晩、やっと寝入ったかと思っても吐きそうでゲホゲホし始めるのでなかなか寝付けない状態でした。

それが5ヵ月頃、次第に吐く回数が減っていき、5ヶ月を過ぎるとやっと嘔吐がなくなりました。

この時点で診断されていたわけではないので、正直この嘔吐が消化管アレルギーによるものなのかは分かりません。後に思い返すと、そうだったのかなと…

6ヵ月~2歳過ぎ・下痢と血便

お座り赤ちゃん
  • 相変わらず便は常に下痢状態
  • 血便もたまに出る
  • 1歳3ヵ月をピークに体重の増加が止まる

整腸剤の影響か?便が少し固めになることはあっても、緩いことには変わりありませんでした。

その為、テープタイプでしかオムツ替えが出来ない!一般的によく動くようになってくるとパンツタイプのオムツに移行すると思いますが、どう考えても娘のゆるい便をパンツタイプで替えることがイメージできず…

はな
はな
パンツタイプどうやってオムツ替えするんだろ?

水を含ませたコットンを使い、1日何度も(多いと毎時間)新生児なみにオムツ替えをしていたので、長時間外出することなど想像できません。

体重の増加不良については、1歳過ぎまでは良好だったので、娘の場合は偏食で全く離乳食を食べなかったことによるところも大きいかなと思います。

 

2歳半ころ・慢性症状から症状爆発!

  • 母乳を飲んで1分せずに腹痛と便意
  • 水のような下痢
  • 鮮血がある程度の量出る血便
  • 完全に腸の中の物が無いのか、透明の粘液だけが出ることも
  • 痛くて声を出して泣き叫ぶ
  • 痛みで夜中も起きてしまう

 

症状悪化のはじまり・Day1

ある日、慢性的な下痢がいつもよりひどくなり、明らかにそれまでに見たことのない量も多く鮮やかな血便が出た。すぐに、現物のオムツを持って徒歩で行ける最寄りの小児科へ

最寄りの小児科医
最寄りの小児科医
最近腸炎が流行ってるから
数日したら治まると思います

これでおしまい。

看護師
看護師
オムツは持ってこなくていいですよー
写真でいいです

 

症状変化なく・Day2

翌日も下痢はひどかったので、電車でかかりつけの小児科へ

かかりつけ小児科医
かかりつけ小児科医
念のため細菌の検査します。まだ細菌性かは分からないけど、抗生剤を出しておくよ

そして、血便が出たらオムツを持ってきてね!

はな
はな
は、はい!

血便のオムツは前日、最寄りの小児科にて破棄されました…

抗生剤は腸の良い菌まで失ってしまいます。
普段から整腸剤を貰っている娘なので、逆に抗生剤によって腸の調子を崩すということも心配されました。

ですが、細菌性腸炎であるかの検査結果が出るには数日かかるために、細菌性であるかもしれないことを考慮し、抗生剤という判断でした。

 

数日後、検査結果

かかりつけ小児科医
かかりつけ小児科医
誰にでもいるような、ありふれた菌しか検出されずこれが原因かも?分からない

より詳しく検査の可能な、大きい病院を紹介するから今すぐ行きなさい!

下痢・血便・激しい腹痛は一向に改善していません。

即日紹介してもらい、もうすぐ閉院の時間でしたが先生から直接電話を入れて頂き、大きい病院へ向かいました。




症状マックス状態も未だ原因不明!本格的な検査へ

紹介先の病院にて

  • エコー検査
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 生理食塩水の点滴

を経て、帰る頃に外はすっかり暗くなっていた…検査にて腸にガスがたくさん溜まっているものの、特に緊急を要するような異常は無いことを確認。

その後、経過観察の為に週1の通院がはじまる

なかなか状態は好転せず、さらに別の血液検査を実施。全身麻酔による内視鏡検査が必要かも?との話

はな
はな
正直、全身麻酔には抵抗を感じる…
この頃の下痢は酷い場合、ペットボトルから水をダーっと流し出すかのような激しいもの。泣き叫ぶ娘を風呂場に連れて行き、オムツに溢れた大量の液体をサイドのヒダでなんとか持ちこたえて処理。オムツの吸収力では手に負えない状況です。

血便についても、こんなに出て大丈夫なのか心配になる量の鮮血が出ていたので、素人の私は腸が破れたりしていないのか?と思ってしまい先生に尋ねましたが、「それはあまり聞いたことがないね笑」と否定され安心しました←全然安心できる状況でありませんが!

 

検査結果待ち中・調べまくった結果”消化管アレ”に行きつく

そんな中、早く原因を突き止めたい一心で夜中に調べまくった結果

はな
はな
これは消化管アレルギーかも?

当時自分で調べた内容によると、消化管アレルギーでは、IgE抗体は検出されず、即時型食物アレルギーは無いというものしか見つけられず、娘の症状=100%消化管アレルギーの症状と一致はしませんでしたが、少し例外ではありながらもコレかもなと、心の中で確信に近くなっていました。

そこで、独自にまずは自分の乳製品除去をしてみようと思い、さっそく除去を始めたのです。

 

産まれてはじめて症状が改善!

通院数回目の受診にて

  • 前回の検査の結果、乳製品による消化管アレルギーを疑う数値が出た
  • その結果だけで診断は不可の為、乳製品除去により症状改善するか経過観察

当時の娘は、まだまだ母乳がメインで満足に食べ物を食べていなかったので、娘が母乳を除去するのは危険と判断され、母親の乳製品除去を言い渡されました!

はな
はな
ちょうど数日前から勝手に除去を始めてたけど、間違っていなかったな ヨカッタ

それから、順調に乳製品除去を進めると・・・

1週間もしないうちに、ピタリと娘の下痢と血便が止まりました!!

産まれてから2歳半にして初めて形のあるフ・ツ・ウ・ノ・ウ・ン・コ!!!

血便も全く出ません。数週間経っても一度もぶり返すことなく普通のうんこを出し続けました。

こうして娘は、乳製品による消化管アレルギーであることがハッキリとしたのです。

 

2歳半までこじらせた理由

私にとって一番大きいのは、娘が離乳食を全く食べずに母乳メインだったこと

慢性的な下痢については、定期的に小児科にかかり整腸剤をもらってはいましたが、固形の食事を取れていないので便が柔らかいのだろうと勝手に納得していました。

また、体重が増えなかったことに関しても同じで娘の食事状況のせいであると思っていましたが、消化管アレルギーによる影響もあったのかもしれません。

そして、娘は1歳前の時点で即時型食物アレルギーが判明していたので、直接的に乳製品を口にすることはありませんでした(その前に偏食でなかなか食べなかったのですが)

もしも、娘が母乳からだけでなく乳製品を直接たくさん摂取していたとしたら、もっと明らかな消化管アレルギー症状が出現し、より早期に疑うことができたかもと感じます。

※生後2ヵ月まで混合でミルク、7ヵ月頃に一度、無症状でヨーグルトを少し食べた経験あり。当時まだ食物アレルギーの診断前で、数値も現在より低かったと思います。そのまま乳製品を口にし続けていれば今ほど数値上昇していなかったであろうと先生に言われるも、既に遅し…

しかし実際には、母乳からの、直接食べて摂取するよりは極少量であろう乳製品の成分にジワジワと反応していき、とうとう2歳半の時点で限界となり、一気に消化管の炎症が悪化したのかもしれません。

 

 [jin_icon_pen color=”#e9546b” size=”20px”]今回は2歳半までテープオムツが手放せなかったわけ・診断までとても長い道のりだった消化管アレルギーについて書きました。

難病指定されている、この消化管アレルギーは、症状が出るまでに時間がかかることなどから診断は容易ではありません。

もし、産まれて間もなく原因不明の嘔吐や下痢、血便などが見られるときには、この病気を視野に入れて先生に相談するのがいいかもしれません。

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