現在5才のアレルギー児を育児中のApicoです。
かなり手強い偏食と、重度の食物アレルギーの当事者である娘。せめてどちらかだけであればと願ってしまう私。その理由は…
偏食が食物アレルギーに与える影響
現在5才の娘をこれまで育ててきてぶち当たった一番の大きな壁、それは食べない事。
一般的に想像する、好き嫌いの枠を大幅に超えるレベルの偏食家である娘。
- 主食はフルーツ
- 肉や野菜など調理したものは食べない…
- 微妙な味・色の変化にも敏感
この偏食については、もし同じような境遇のママがいればいろいろと語らいたい気持ちです。
ちなみに離乳食時期にはいっさい食べ物を受け付けず、初めて食べ物らしいものを口にしたのは、なんと2才半のころでした!!
ここまでは偏食の悩みです。
しかし、これがもう一つの悩みである食物アレルギーに大きく影響するのです。どういうことか?
体は、口から取り込んだ(食べた)ものは、大丈夫なものであると学んでいく
皮膚から取り込んだ(肌荒れ部分から入る)ものは、敵である!と認識する結果アレルギー反応として出る
だから、とにかく食べないことにはアレルギーが良くなることはない
アレルゲンの食物を食べるどころか、まず安定して食事を摂ることじたいが難しい。
このままでは食物アレルギーを治すスタートラインにも立てない…
※主治医の言う「アレルゲンの食物を食べる」というのは、負荷試験にて安全に食べられると確認した分量だけをです
偏食だけ | アレルゲンの有無にかかわらずいろんな食べ物を気軽に試すことができるので、ただただ気長に偏食と付き合っていく |
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食物アレルギーだけ | アレルゲンの入っていない代理となる食物で栄養バランスを考えた食事をとり、アレルゲンについては先生と相談しながら摂取 |
偏食と食物アレルギーの両方を抱えている娘 | まず安定して食べるということをクリアしなければ、食物アレルギーの治療に進めない |
偏食が、多少かたよっている程度であれば、治療に進めないということはありません。
しかし、フルーツ以外食べなくなったりと、とても極端で安定して食べるということが出来ない為に食物負荷試験(アレルゲンをどの程度食べられるかを実際に食べてみて見極める)も4才になってやっと実施することができました。
つまり、娘の場合は偏食の影響で食物アレルギー治療がスムーズにいかないのです。
一般的に5才にもなれば地道に自宅負荷を進めてきた結果、寛解するアレルゲンもでてくる時期ですが…娘の場合やっと自宅負荷を少しずつ始めることができたところ。
やっと治療のスタート時点に立てたかなという状態ですね。
5才になり食べられるもの(アレルゲンではなく食事一般として)の選択肢が少しは増えてきたと言っても、その内容を見ると9割の人たちはきっと驚きを隠せないだろうな~と思っています…汗

数少ない安定して食べられるアレルゲンフリーのアンパンマンポテト(かぼちゃ味)
娘のスペック:アレルギークラスなど
まず娘のデータをまとめると…
即時性食物アレルギー
- 小麦(クラス6)
- 乳製品(クラス6)
- 卵(クラス6)
- 大豆(クラス5)
- ピーナッツ・アーモンド(クラス4)
- サケ(クラス3)
食べたことのない食品が多すぎて、実際に口にしてしまった時にどの程度の症状がでるのか未知数です…
遅延性消化管アレルギー
- 乳製品
生まれて~2才半までは慢性の下痢・血便に悩まされる
環境系アレルギー
- ネコ
- ダニ
ネコで喘鳴の経験あり
自閉スペクトラム症
- 偏食
- 嗅覚過敏
- こだわり強め
典型的な自閉症とは違い、口は達者で人見知りがないタイプ
偏食がきっかけで週1療育
偏食と食物アレルギーもし、どちらかだけだったなら?
こんなことを考えても、どうにもならないのはじゅうぶん分かっています。
ですが、想像してみました。
もし偏食とアレルギーどちらかだけにできるなら…
どっちがいいだろう…??
これは私にとって、究極の選択(無意味な妄想ですが…)
毎日の日常を考えると、
偏食の方が断然キツイです!
毎日何を食べさせよう?という焦りみたいな感情は潜在的に常に感じます。
恐らく離乳食時期に離乳食拒否になった赤ちゃんに何を食べさせればいいのか?!と悩み焦ることが一時期あると思うのですが、それがずーーーーっと継続しているかんじ。
けれど、やはりアナフィラキシーショックなど直接的に命の危険と隣り合わせである、重度の食物アレルギーの方が私にとっては、避けられるなら避けたい問題であると感じます。
アレルゲンを含む食物を避け、負荷試験をしながら少しずつアレルゲンを摂取していく毎日。

固ゆで卵の卵黄を自宅負荷

アンパンマンポテトに卵黄をねじ込んで食べさせる
さらに気を張るのは食べるものだけではありません。
初めて、アレルゲン物質を極微量ですが含むワクチンを接種した時にも、親としては不安が大きく正直ストレスが半端ありませんでした…
最後はただ私の妄想になりましたが、重度の食物アレルギーっ子を抱える母として、娘の育児で直面する様々な事について書いていこうと思います!