離乳食を一切食べず、気が付けば2歳半。
3歳になってもリンゴやご飯は咀嚼しても飲み込めず吐き出してしまい、バナナやみかんで乗り切りる日々。
3歳半にしてようやくシチューをブレンダーでスムーズにしたものを食べだした超偏食娘の身長・体重の変化を見てみます。
出生体重は平均以上も、8ヵ月から二年半以上伸び悩み
娘の場合、もともと小柄に生まれたわけではありませんでした。
離乳食が始まるまでは、平均よりも大きいくらい。実際に8ヵ月時点の体重では母子手帳の成長曲線で、平均値の帯(94%の子供の値が入るという濃いピンクの部分)の上部を超えていました。

それが、1歳3ヵ月の11.3kgをピークに、2歳では10kg代に落ち、身長はゆるやかに伸びながらも体重増加はピタリと止まったのです。
月齢 | 体重 | 身長 |
出生時 | 3250g | 48cm |
8ヵ月 | 10.1kg | 69cm |
1歳3ヵ月 | 11.3kg | 74cm |
2歳代 | 10kg代 | 80cm代前半 |
3歳半 | 11.5kg | 85cm |
3歳半~ | 12kg代 | 80cm代後半 |
4歳 | 13kg | 90cm |
つまり、生後8ヵ月から3歳半までの、二年半以上の間ずーーーっと10kg~11kg代をうろちょろ。
2歳の頃は少ないと食べてもバナナ半分、ひどいと数切れとか…しっかりしたごはんを食べられていなかったので当然の数字ですね。
そして、母乳やフルーツ以外の食物を安定はしないまでも、定期的に食べられるようになってきた3歳半を過ぎたころ、ようやく12kgの壁を超えました。
炊き込みご飯や、カレーなども、なんとか口にするようになり、多い日にはバナナを一日6~7本たいらげる、4歳になったところである現在やっと13kgに到達しました!
身長・体重ともに成長曲線の平均値の帯部分になんとか食らいついています。
衣替えで洋服のサイズ感が読めない

4歳現在の洋服サイズは80ではさずがにピッタリキツキツ、90で程良く、袖やズボン丈が少し長いかなというサイズ感です。
1歳から3歳まで身長は少しずつ伸びながらも、体重増加が全く無かったので、もちろん一般的な成長を遂げている子供達とは全く体格や成長変化具合が違います。
その為、お得なセール品で少し季節を先取りして洋服を買い足そうとしても、まったく成長加減が予測できず…早めにちょっと大きめを購入しても、いざそのシーズンになっても大きすぎて着られず泣
結局は長い間サイズアウト出来ずに80サイズを着ていました。長く着すぎてヨレヨレ具合がひどく、サイズ的にはまだ着られるのに買い替えることも多々。
普段会うことのない親戚から送って頂いた洋服や靴は、ほとんどがまだまだ大き過ぎて着られていません。
ただカロリー摂取目的の食事から栄養も意識するように
まったく安定的に食事を取れていなかった3歳半ころまでの食事は、栄養をバランス良く摂取するというレベルの話ではなく、とにかくカロリーを取る!何でもいいので体の中に入れることが目的という状態でした。
一日中ろくなご飯をたべていなくても、ポテトチップスでさえも食べられればヤッター!というレベルです。とにかくカロリー摂取が必要。
数か月に一度の指導を受ける栄養士さんには、下の様な一日通しての食事内容を見てもらい
とある1日の食事内容(2歳頃)
- バナナ半分
- バナナ数切れ
- みかん2個
とお話しされ途方に暮れていました。
ちなみに、バナナを食べ過ぎることによる害は無いということも栄養士さんに確認いたしました!
そんな娘も、現在やっとのことで食べるメニューは少ないにしても、ある程度の量が食べられるようになり、とにかく食べる!から、必要な栄養を意識して取るように心がけています。
肉嫌いな娘に足りていない栄養素は亜鉛
見た目にガリガリなわけではなく元気ですが、
肉類を食べないことにより不足するのは 亜鉛
血液検査では必要な亜鉛の数値を少し下回っています。
亜鉛が不足して亜鉛欠乏症になると?
成長障害
免疫低下
偏食でなかなか食べず、成長曲線の平均の中で一番小さい帯に位置する娘にとって、味覚障害や成長障害が起こるのは致命的です。
娘は感覚過敏や強いこだわりにより超偏食ですが…亜鉛欠乏症による味覚障害というのは、味や匂いが分からなくなってしまうそうです。
嗅覚がとても敏感な娘は逆に、些細な匂いにも反応するのでこの味覚障害というのは起きていないと考えられるのでしょうか…?
状態 | 亜鉛の測定値 |
正常 | 80~130μg/dl |
低下症 | 60~79μg/dl |
欠乏症 | 59μg/dl以下 |
娘 | 75μg/dl |
娘の場合、亜鉛欠乏症までではないものの、低下症の数値でした
亜鉛を摂取するためにオススメの食品
煮干し
ビーフジャーキー
豚レバー
ピュアココア
抹茶
カシューナッツ
ごま
これらの食品を栄養士さんにおススメしてもらいましたが…
偏食で目新しい食べ物に挑戦することが難しく、複数の食物アレルギーのある娘には、なかなかハードルの高いものぞろい笑
亜鉛を摂取するために栄養士さんのアドバイス
娘がコンスタントに炊き込みご飯を食べるようになっていたので…
私は普段、完全な自分の好みにより昆布ダシを使用しています。娘の食べる炊き込みご飯にも昆布ダシを入れていました。
さっそく普段絶対に選択することのなかったイリコダシを購入し、味の変化に敏感な娘のために最初は控えめに…イリコと昆布を半々で炊き込みご飯を作ってみました。
結果・・・
娘、イリコダシの炊き込みご飯拒否!!
確かに、イリコ控えめに使ったとは言え、私が食べてもイリコの風味は感じました。がっつり味覚過敏のある娘にとっては大きな違いとして感じられたのでしょう。
その日から、普段の昆布ダシによる炊き込みご飯さえも食べなくなってしまいました!大泣
このように、栄養アップさせようと何かを足そうものなら、逆にしばらく拒否になってしまうという悪循環。この時だけではなく、何度も経験しています。
こうして、炊き込みご飯をたべなくなると、シチューを食べるのかと言えば、それも食べずにフルータリアン(果物のみ)になったりしながら短ければ数日、長ければ数週間、安定してご飯を食べることが不可能になってしまうのです。
ちなみに、この時の炊き込みご飯拒否から脱するのには二週間ほどかかりました。
娘の亜鉛摂取の突破口はコレ!
たまたま購入した、やわらかくて苦みのないというのがウリの煮干しに娘がハマってくれました!!
ここまでのヒットはなかなか無いというレベルで気に入っていて、この一か月間コンスタントに毎日食べています。
自ら催促してくるほどで、必ずおかわりしています。
苦みがない煮干しですが、もちろん魚臭さ(いい意味で!)は、あります。この味が好きなら、イリコダシもいけそうなものですが、炊き込みご飯に関しては普段食べなれているものからの変化を嫌ったのでしょう。
このような変化を受け入れるのが苦手な面も自閉症スペクトラムとしてよくあることではありますが、本当に些細なことに敏感でこちらとしては対応にとても苦労する面であります。
[jin_icon_pen color=”#e9546b” size=”20px”]今回は偏食で少食な娘の成長曲線そして、不足している亜鉛の摂取について書きました。
前回の血液検査が年末で、まだ煮干しを食べだす前でした。次回の血液検査で亜鉛の数値がどのように変化するか?なんとか正常な測定値になることを期待。
そして娘の煮干し好きが続くことを心の底から願います笑